ジュリエットじゃ終わんない

帰り道。


そっと繋がれた手を…

ぎゅっ、とした。





「俺の1番じゃ…ダメ?」



ふいに投げかけられた…


胸をぶっ潰すひと言!!




あまりの嬉しさに、すぐには声になんなくて!


だけど。



「ダメ…、じゃないっ…
ダメなワケないじゃん…っ!

てかソレっ…、イチバン嬉しいからっ!」




なんかもう泣きそーで、

思わず俯いたあたしの…



繋いでる手が、力強く包まれる。





「…

あたしはっ…

誰より柊也を大事にするよ…っ!
てか大事だしっ!


めちゃくちゃおっきな愛をあげるからっ…」



ちっぽけなんかじゃないキミに。




そう涙目で見上げて、はにかんだ笑顔を向けると…



キミの瞳が光を集めて。




その顔はスッと近づいて…



ーーー瞬間。







柊也のあったかさが唇から伝わった…







それが離れて、キスだって気付いて…














ーーー悶絶 っっっ!!!!!
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