ジュリエットじゃ終わんない
だからこんな素っ気ないとか!?



「ごめん、柊也くん…

あたし、これから償うよ!」


「…は?」


イミフな宣言を残して、とりあ引き上げた。





とにかく!どう挽回してくか…




ああ〜ッ!

経験なさ過ぎでわかんないよ!



あッ!!


その前に、フリーかどーか聞くの忘れたっ!




…まぁ、

フリーだよ。たぶん…


あんなシャイだし、
ファンみたいのが集ってたし。






マ・テ・ヨ…


カノジョいるから素っ気ないんじゃん?



てかファンじゃなくて、
あの悪口集団の中にカノジョがっ!?




そんなカンジに、頭ん中を柊也くんに占領されてたら…


「おい、岸田!

掃除する気がないんだったら、ゴミ捨て行って来い!」


担任にどやされる。



外は春の強風。


"スカートだし、ムリ!"

って反論は、自業自得だからやめといた。
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