ジュリエットじゃ終わんない
「ね、柊也くんってさ…

カノジョ…いる?」


隣にならんで、さっそく自己ノルマを実行。


「…

…いないけど」



おっし!

スカートを掴みながら、小さくガッツポーズ。




もうニヤニヤが止まんないあたしに…


「…キモ」



相変わらず冷たい言葉が飛んでくるけど…




だけど…さ?



心配してくれるってコトは、きっと…

嫌われてなんか、なかったよね?




そしてあたしは…







キミが好きだよ。







今ちゃんと実感した。



ーーー柊也くんが好き。


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