女子高生ヒーロー、IN幕末なり。

「近藤さん、俺たちに頭下げたんだよ。局長にそんな事されたら、認めざるを得ないだろ?」

「えっ……」

頭を下げた?あたしのために?

「近藤さんが…?」

沖田さんも驚きを隠せないみたい。

「その剣の才能、さっきの試合だけで終わらしてしまうのはあまりにも勿体無い。ぜひ、我らが壬生浪士組の十一番組隊長になってはもらえないか?」

…近藤さんは本気で言ってるんだ。
真摯な瞳は一切揺るがない。

こっ、断りづら…っ!!

「……ひかりさん、まさか、近藤さんにここまで言わせて断るとか…言わないよね?」

沖田さん、あっさり状況理解した感じ?
それとも、近藤さんの提案だから?

あれ、でもなんかこれデジャヴじゃない?

さっきもなかったっけ?

あれ?

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