女子高生ヒーロー、IN幕末なり。
「いや、これはほとんど如月たいちょ…「夕餉のほとんどは如月隊長がやってくださいました」
那月くんの言葉を遮って、颯はさらに続けた。
「味に問題はないかと。」
おっ?
よく分かんないけど、あたし料理の腕、高く買われてるっぽい!!
颯に認めてもらえるとは…!…意外だ。
「……へぇ?ひかりちゃん、いつの間に水島を手懐けたのさ?」
「手懐けたなんて人聞きの悪い事言わないでくださいよ!!あたしは何もしてません!!」
「……如月隊長はどことなく、沖田隊長に似ているところがあります」
「「えー……」」
思わず微妙な声をあげたら、見事に沖田
さんとかぶった。
驚きの意を込めて沖田さんを見返せば、沖田さんもこちらを見ていた。
……あたし達は仲良しか。