女子高生ヒーロー、IN幕末なり。
「あーもう、ごちゃごちゃうるさいなぁ…」

沖田さんが不機嫌そうに呟いたその瞬間、

バシーーーーン!!!!!!

静かな部屋に大きな音が唐突に響く。

「「え………!?」」

一瞬何が起きたか分からなかった。

いや、分かりたくなかった、と言った方が正しいかな。

だってさ?

床に叩きつけられた、「豊玉発句集」に目を移す。
ちなみに叩きつけた本人は「すっきりした」とでも言いたげな清々しい顔。

サーッと全身から血の気が引く。

だって、その発句集の下には…!!!!

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