女子高生ヒーロー、IN幕末なり。
憎きアイツ part2
「今日は平和ですね、如月隊長!」
ゴキブリ事件から数日。
今日の昼間は十一番組の巡察だった。
これと言って乱闘があるわけでも、怪しそうな人がいるわけじゃない。
そんなわけだから、今日は隊士みんなの機嫌が良かった。
「うん。いい事だね!せっかくだから、茶屋に寄ってお団子食べて行かない?」
「如月隊長?…貴女はそうやって、暇が出来るとすぐ休憩しようと考えるんですから。そういうところ、沖田隊長にそっくりです。ちゃんと隊務に励んで下さい」
「颯は相変わらず冷たいなぁ〜!ねっ、那月くん!休憩くらいいいじゃんね!」
思わず後ろの那月くんに同意を求めると。
「…………」
那月くんはけわしい表情で、ある一点を睨みつけていた。
「…那月くん?」
気になって同じ方向に目を向ける。…と。
そこには、忘れもしない"アイツ"がいた。
ゴキブリ事件から数日。
今日の昼間は十一番組の巡察だった。
これと言って乱闘があるわけでも、怪しそうな人がいるわけじゃない。
そんなわけだから、今日は隊士みんなの機嫌が良かった。
「うん。いい事だね!せっかくだから、茶屋に寄ってお団子食べて行かない?」
「如月隊長?…貴女はそうやって、暇が出来るとすぐ休憩しようと考えるんですから。そういうところ、沖田隊長にそっくりです。ちゃんと隊務に励んで下さい」
「颯は相変わらず冷たいなぁ〜!ねっ、那月くん!休憩くらいいいじゃんね!」
思わず後ろの那月くんに同意を求めると。
「…………」
那月くんはけわしい表情で、ある一点を睨みつけていた。
「…那月くん?」
気になって同じ方向に目を向ける。…と。
そこには、忘れもしない"アイツ"がいた。