女子高生ヒーロー、IN幕末なり。
沖田さんはむくれたあたしが面白いのか、ケラケラおかしそうに笑って、
「……嘘だよ。はい、あーん」
「むぐっ!?」
あたしの口の中に団子を棒ごと突っ込んできた。
あのね、沖田さん。
それ、あーん♡みたいな可愛いものじゃないと思うよ。
窒息するかと思ったからね。
「んぐっ…!もぐもぐ…((ゴクン!!)あの!!前々から思っていたんですけど!!!」
「ん?」
「沖田さんはあたしが嫌いなんですか!?」
「え?」
キョトン。
まさにその言葉が似合うような、間抜けなお顔の沖田さん。