女子高生ヒーロー、IN幕末なり。

「はは、さすがだね。気分はどうだい?」

「最悪だわあほ。それはいいけど、この目隠ししてる布外してくれない?」

「うーん…まぁ、目くらい見えてもいいか。」

そう言うと、目を覆ってたものがようやく外され、視界がクリアになった。

「まぶしっ!…ふーん?あたしの事弱いとかほざいてたくせに、案外厳重注意なんですねー?」

目が見えて早々、目の前に意地悪い顔をしたゲス顔の桂さんがいるっていうのは…なかなか、パンチが効いてるね……。

「まぁ、いくら弱い犬みたいな人間相手でも、世の中には念には念を入れよって言葉があるわけだからね。」

あくまでもあたしは弱い設定なのね。

ドロップキックをかましてやりたい。
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