女子高生ヒーロー、IN幕末なり。
「……いや。相手が桂と分かれば、近頃奴ら攘夷派がたまっているところはおおよそ見当はつく。」

颯が土方さんのそんな言葉に食いつく。

「桂の居場所が分かるのですか!?」

「ああ。……大方、四国屋か池田屋…といったところか。」

「四国屋か池田屋…。ならば、隊を2つに分けて突入すれば……!!」

やった!!

如月隊長を助けに行ける……!!

「すまないが、もし本当に2つの宿のどちらかに如月がいるんだとしたら、今すぐに突入は出来ない。」

嬉々とした俺たちは、土方さんの言葉に固まった。


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