女子高生ヒーロー、IN幕末なり。
「!?」
意気揚々と壁に聞き耳を立てている私…がいる部屋を開けたのは、案の定、壬生浪士組のみんなではなく。
「おや、縄を解かれてしまいましたか。これは困りましたね」
全くそんなことなさそうな顔で頭を掻く紫波月さんだった。
「ゲッ!!!」
よりにもよってこの人か!!!!!
私この人苦手なんだけど…
「失礼な反応ですね。ところで、聞き耳を立てて何を聞いてしまったのですか?」
あくまでも余裕そうな笑みは絶やさず、そして私が何を聞いたのかも知っているであろう彼は、じりじりと私に歩み寄ってくる。
意気揚々と壁に聞き耳を立てている私…がいる部屋を開けたのは、案の定、壬生浪士組のみんなではなく。
「おや、縄を解かれてしまいましたか。これは困りましたね」
全くそんなことなさそうな顔で頭を掻く紫波月さんだった。
「ゲッ!!!」
よりにもよってこの人か!!!!!
私この人苦手なんだけど…
「失礼な反応ですね。ところで、聞き耳を立てて何を聞いてしまったのですか?」
あくまでも余裕そうな笑みは絶やさず、そして私が何を聞いたのかも知っているであろう彼は、じりじりと私に歩み寄ってくる。