女子高生ヒーロー、IN幕末なり。
「…この状況でなぜ顔を赤くしているのですか」
「……」
なんせ面識ないもので…
微妙な空気が流れたその時。
下の階が騒がしいことに気づいた。
これは!?みんなでは!?
「…如月さん、貴女私が様子を見に来る前に味方でも呼んだのですか?」
「ふん!!(うん!!)」
紫波月さんは私から手を離し、注意深く周囲の音に耳を澄ます。
───────ダダダダダダダ!!!!!!
「ん?」
なんか、なんかすごい数が2階まで上がってきているような!?
「こっ、ここここ、こっちに来るね!!!」
これで壬生浪士組じゃなかったらさすがにあたし死ぬな!!!!
何故か紫波月さんと二人揃って息を潜め、襖に注目する。