女子高生ヒーロー、IN幕末なり。
だけど、それでも。
私は壬生浪士組のみんなを助けたいと思うようになってしまった。
それがたとえ歴史を変えることになっても。
彼らが大好きになってしまった。
彼らに傷ついてほしくない。
きっとあたしはこれからも彼らが傷つく未来を変えていく。
手始めに、この池田屋で犠牲を出すことは避けたい…。
「如月隊長?どうかしましたか?」
どうやら深く考え込んでいたようで、心配そうに颯が顔を覗き込んできた。