女子高生ヒーロー、IN幕末なり。
───────でも、だとしたら。
沖田さんは私と出会った頃には既に結核を発症していたってことになる。
全然、気づかなかった。もちろん、沖田さんも教えてはくれなかった。
「…………」
今は、こんなこと憶測で言うものじゃない。
史実が間違っていた可能性だってきっと、、、。
それに、この暑さで倒れただけって説もあるし。
大丈夫、大丈夫。
沖田さんは死なない。
「普通に息もしてるし、多分軽い熱中症だと思う!暑さにやられちゃったんだよ!!早く屯所に連れて帰ろう!」
出来るだけ明るい声になるよう気をつけながらみんなに説明をして、私達は屯所に帰るのであった。