女子高生ヒーロー、IN幕末なり。
担ぎ上げた。いわゆる俵担ぎだ。

なぜ。why?そこはお姫様だっこじゃない?

少し期待しただけに、非常に恥ずかしい。

「あの、沖田さん、降ろして下さい」

「分かった」
そう言って沖田さんは信じられない事をした。

ーードサッ。

「いたっ!!何するんですか沖田さん!!」

沖田さんは平然とした顔であたしを落としたのだ。

「…え?だって降ろしてって「降ろすっていうのは、優しく地に足をつけてあげるんです‼︎沖田さんは落としたんですよ!?」

「?」

沖田さんは意味が分からないとでも言うように、首を傾げている。

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