大人の恋模様
妬み
甘い夜を過ごして、

眩しい朝を二人で迎えた。


ピピピピ〜。

「ねぇ…。佑磨?起きて?」

「う〜ん…。もう少し…。」

「仕事!起きて?」
ガバッと起き上がると同時に
私を抱きしめた。

「おはよう…。なんか、こうゆうの
いいな。」

「ふっ…。遅刻しちゃうから。ねぇ?」

「行きたくねぇ…。このまま紗江を
抱いていたい。」

「もう…。週末またね?」

「やだ!今日も、来いよ。なんだったら越して来いよ。」

「無理だよ。ちゃんとしてからね。」
「じゃ、今夜も…。なぁ??」

なんか、可愛かった。

「わかった。だから支度してね?」

ちゅっと頬にキスして、

起き上がる佑磨。


慌ただしく朝ごはんを食べ
スーツに着替えて

車に乗った。

「なんだか…。幸せ。ふふ」
私の頭をポンポンとして
優しい笑顔を見せてくれた。

まさか、あんな仕打ちを受けるとも
知らないで。
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