大人の恋模様

佑磨からのサプライズ

副社長室でのことを、
聞きたかったけど、バタバタした部内。


私も、溜まった報告書と格闘中。

ようやく、半分程終わり少し休憩と
フロアーの隅にある
休憩室に向かった。


販売機から、カフェオレを買い
椅子に座る。


「はぁ〜。疲れた〜。甘くて美味しい。
こんな時は、これだわ…。」
少し前にかがみ。ふと、目線が
廊下を向く。

コツコツ、革靴が見えた。

ドキッとした。見慣れた姿なのに、
佑磨の容姿は、やっぱり…かっこいい。

つかつかっと近くと、
佑磨の手からブラックコーヒー、
こくんと一口、
男らしく喉仏が動く。
見惚れていた。

「なに？見惚れてんの？そんなに、
俺が好きか？ふっ。」

「えっ？なによ！そんなんじゃ…。
ただ…。佑磨って、やっぱり…いい男
だなぁって…。なに言わせんのよ！
真っ赤になってる紗江。
なんか、可愛い。
思わず、頭を俺の方へ抱きしめた。
「佑磨。上層部が慌ただしいみたいだけど…」
「あ〜。そのことも含めて、
今晩、家に来いよ。話がしたいんだ。」
椅子に座ったまま見上げながら
「うん、分かった。ご飯は？」
「食べたい。紗江の煮込みハンバーグ！
あれ、最高なんだよー。」

「ふっ。美味しいの作って待ってるね、
早く帰ってね。」

「取引先回ってるからだから、
7時くらいには、帰るから。」

「よし、もうひと頑張りだわ！充電したしね。٩꒰ಂ❛ ▿❛ಂ꒱۶♡」
「紗江？ちょと」
「なに？」
ふんわり香るローズ、
ちゅっとkissが降る。

「佑磨…。ここ…会社だよ？」
「いいだろー。少しくらい、」

「私行くね。」
「おっ、後でな、」

ウキウキな気分。単純です私。

だって…嬉しいもん！
早く帰ってご飯の支度！