大人の恋模様

ぐったりと横になる私の背中を抱き寄せ
る体温。

回された腕に自分の腕を重ねた。


「毎日、こうしてお前の側にいること
ずっと願ってた。もう…離れてくなよ…
正直、別れたいって言われた時…、
情けないくらい、落ち込んだ。でも、
それでも、離したくなかった。
紗江…愛してるよ。」

「佑磨…。ごめんね。馬鹿な私を
許して。私…。佑磨が居ないとだめなの
苦しくて、悲しくて、どうかなりそう。
お願い…。誰も寄せ付けないで。
私だけを見て…。」
「俺は…いつもお前しか見てないよ。
心配しなくてもいいんだ。わかった？」

私は、小さくうん…と答えたと同時に
頬を涙がつたう。

「幸せにする…。」
「私…幸せだよ。」
佑磨が…。居てくれるだけで…。」

「そうか…。」首筋に優しくkissがふる