ビターな僕の甘いレディ




「…気にしないで!全然大したことじゃないから!!」


無理矢理、笑顔を作って純に見せた。



純は納得いってないって顔で私を見ながらも



「他の男のこととか考えてんなよー?オレは毎日ひなののこと考えてんだから。」



って私の短い髪に触れる。





「…………嘘つき。」



無意識のうちに私の口から飛び出した言葉。




純の私の髪を撫でる手が止まる。








< 113 / 132 >

この作品をシェア

pagetop