ビターな僕の甘いレディ
紗香ちゃんの頭をポンポンと叩いて
「みんなが一番!!オレの彼女はみんなが平等なの♪」
と笑ってみせた。
紗香ちゃんは、不満足そうな顔をしながらも
「じゃあ、先輩の彼女でいられるのは好きでいてもらえてるってことですか?」
って二回目の質問。
「そ。オレ、可愛い女の子大好きだもん♪」
「………先輩…ずるい…」
目の前には、顔がもっと真っ赤になってる紗香ちゃん。
―…オレ
何にもしてないんだけど。
「何がずるいの?」
「……先輩は…顔で得してますよ。今の流し目ずるすぎです…///」
オレは、紗香ちゃんの唇にチュッと軽くキスをして
「ありがと。」
って笑った。