ビターな僕の甘いレディ

「―…最低な男だな。」




そんなオレを、冷たい目で見る友達の高橋勇雅。




「…何で？」



「女の子の気持ちになってみろよ。一応、お前のこと好きなんだぞ？」



「好きなら付き合えるだけで満足じゃない？」



「お前みたいなのが女の敵になるんだよ。」





最後は、勇雅はあきれた顔になった。





勇雅は結構モテるけど、今は彼女なし。



作る気がしないらしい。



絶対いた方が楽しいのに。