ビターな僕の甘いレディ

Story5




「…まぁ、元気だせよ!」


そう言って、オレの肩を痛いくらいにバシバシと叩く勇雅。




中々、立ち上がらなかったオレを勇気づけるようにフォローしているみたいだ。



…痛いフォローの仕方だけどね。





二人でトボトボと、みんなが集合している場所まで歩いていた時




「―…あのっ!!」





いきなり掛けられた声。



そこには、ひなのの学校のジャージを着た女の子が二人立っていた。









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