ビターな僕の甘いレディ



家からさほど遠くないいつもの公園の



いつものベンチに腰掛けてから



毎日の恒例行事が始まる。




「でね、聞いてよ!!」




オレの隣で涙目になりながら話をするのは




幼なじみである



村上ひなの。





コイツの悩みは、いつも決まって一つ。





『年上の彼氏の浮気性が治らないこと』




ひなのによると、見かける度に、違う女と歩いてるらしい。





そんな悩みをオレにグチるのが、コイツの日課。










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