私の18歳。疑うことを知らないせいで馬鹿をみた。
私の経歴、説明書
「お前は騙されてるんだよ」
友達の紹介で通い始めたダイニングバーのマスターにいわれた。
目の前にあったグラスの3分の2程度にはいったビールを一気飲みした。
「今日は呑みたいだろうし、吸いたいだろう。」
横に座っていたそのお店の常連さんの仁さんはいった。
私はその言葉に甘えてもう一度ビールを頼みあっという間に飲み干し甘い香りのするタバコに火をつけソファーの背もたれに深くもたれた。
上を向いてふーっと煙を吐き深くため息をついた。
「あぁぁああ!!!もう!なんで!」
頭をどれだけ回してもどんな考えをしても戻る場所は変わらなかった。
結論
「営業だよ。仕事だよ。お前は客だ」
トドメの一撃を喰らいノックアウト。
かんかんかーん!!!!
「なっちゃんなにしてんの」
目の前に座る一番の常連さんの恭さんがいった。
けど私にもわかんない。私はそこでその場所で事実をしったのだから。
いや、事実というか確かめてないんだけど。それに近いことというか。
それすらわからなかった。