あの日の約束
「児童施設に入る前に私はその時お世話になっていた親戚の人に挨拶をしようと思って台所にいったんだ。すると親戚の人は何かを作っていて顔は見えなかったんだ。
それから私は親戚の人に‘ありがとう’って言ったの。すると親戚の人は何も言わなかった。私は少し淋しいって思いながらそのまま何も言わずに玄関に向かい家を出ようとしたの。
靴を履いてると、後ろから親戚の声が聞こえて振り返ったら親戚がお弁当を持って‘風邪ひきなや’って言ってお弁当を渡してきた。私は返事をしてからそれを受け取り家をでたの
児童施設に向かって歩いてる途中、親戚の人が初めて優しくかけてくれた言葉が私はすっごい嬉しくて涙がでてきたの」
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