444~replay~
鏡が仕事に戻ってから、すぐにまたドアが開いた。

ドアの隙間から顔をのぞかせたのは瑠奈だった。

小さな体に似合わない大きなリュックをしょっている。

「やほ」

ひょこひょこやってくると、私の顔をのぞきこんで、
「うん。大丈夫そうだね」
と、安心したように笑った。

「どうしたの? 学校は?」

驚く私に、
「今日は日曜日。曜日感覚もなくなっちゃったの?」
と、意地悪そうに言う。

「そっか……。もう、日曜日か」


病院にいると曜日感覚もなくなってくる。
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