ヘタレな俺の恋

質問責め!

質問責めになるな……

気が重くなった

片付けが終わってから、結の様子を見た
呼吸も悪くないし、熱もない
薬が効いたのか、スヤスヤ寝てた

さて、どうしよう


陽「浩一!知ってたんじゃねぇか!」

俺「わりぃ。知られたくないっていうから、緒方先輩や茜さんは知らないから
言うなよ!」

陽「隠さなくたっていいだろ?
で?どこが悪いの?」

俺「貧血」 ざっくりでいいだろ

陽「何貧血?」

あ……医者のタマゴになる奴だった

はぁー

俺「結が起きたら、本人にきけよ」

陽「言うか?アイツが?」

言わないだろうな……

陽「あの薬は、眩暈の薬だろ?
心臓の薬もあった
それくらい悪い貧血の状態だろ?」


はあー

なんで、鋭いんだ……

俺「知るかよ」

陽「Dr.T 辞めるって…
ナナが言い出したんだ
様子がおかしかった……
なあ?ヤバイんじゃねえ?
なんで、隠すんだよ!」

俺が思っていた不安を口にした

俺「俺が知る分けねぇだろ!」

陽「気づいてないと思ってんのか?」

俺「なにを?」

陽「ナナが好きなのは、お前だろ?」

俺「終わったよ……青葉さんといたいって
はっきり言われた」

陽「付き合ってないぞ?あの2人」

俺「え?」

陽「ナナ、フったんだぞ
好きな人を諦められないって……」



だって、青葉さんのそばにいたいって

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