ヘタレな俺の恋
突然の知らせ!
8月上旬
結が帰ってきた
「青葉先輩、亡くなったの」
そんな冗談…… 言うはずない
言葉を探してるうちに
「皆に手紙預かってるの!
これ、浩一くんとpromiseの分!
最後まで、あお…奏汰は、奏汰らしく
歌ってくれたよ!あたしが独り占めして
ごめんね!皆の分も、奏汰をきちんと
みおくったから!」
青葉先輩と言いかけ、青葉さんを名前で
呼びなおした
たんたんと、話すから
いつ、な~んてねって戯けるかな
って期待したけど、やっぱり本当らしい
陽「青葉先輩……もう会えないのか?」
結「ごめんね…もう、会えないよ」
俺「結、1人で?」
結「うん……奏汰をあたしなりに…ね」
はあーっとため息漏らす
結「再生不良性貧血、奏汰も同じ病気だったの……あたしたち、自分の病気治す研究してたの……ふふふ
ずっと、一緒に戦ってきたのにね
何度も死にかけたあたしより
奏汰のが先に逝っちゃうなんて……
奏汰……家族いなくて
あたしと似てるの
彼女には、なれなかったけど
あたしなりに愛したつもり
ごめん、内緒にしてて
ずいぶん前から、白血病に移行してたの
Dr.Tやめようって説得してたのに
入院しないって通院で、頑張るって
奏汰…時間がないとか、もったいないって、口癖だったでしょう?
何もかも、計画して、準備してたよ
あたし、手順書についてくのがやっとで
凄いよね…… 奏汰」
結だって…すげぇよ
青葉さんの為に、そばにいたいって
だって…自分も同じ病気だから、青葉さん見て、自分と重ねたりしただろ?
両親、初彼、子供達、大切な人を亡くして
俺がほったらかしてた時間を結と戦ってくれた
結を支えてくれた青葉さんを失った
胸が苦しくって
結を抱きしめた
俺「よく頑張ったな……
もう、泣いていいぞ!」
結が泣く前に、俺が泣いてたけど
ダムが崩壊したってくらい
結は、たくさん泣いた
怖かったよな?
さみしいよな?
支えがなくなって、不安だよな?
俺「今度こそ、俺がそばにいるから
青葉さんとの約束、守るから……」
陽「浩一だけじゃねぇ!皆いるし!」
落ち着いてきてから
結「泣きすぎて、頭痛い……へへっ」
よく涙で枕を濡らすとか聞くけど
あれ、本当だな……
俺の服、濡れてるわ……
結の背中をトントンして
「目瞑れ、このまま寝ていいよ」
寝にくいか?
って心配したけど、あっさりスースー
言い出した
寝ていなかったんだって、わかった
俺に抱きついたまま、服をギュッと掴み
涙を流しながら寝てた
ちょっと抱えて姿勢をかえてやった
相変わらず……軽いな
陽「浩一、……よろしくな!」
陽太は、仕事へ
結が起きるまで、頭を撫でた
結が帰ってきた
「青葉先輩、亡くなったの」
そんな冗談…… 言うはずない
言葉を探してるうちに
「皆に手紙預かってるの!
これ、浩一くんとpromiseの分!
最後まで、あお…奏汰は、奏汰らしく
歌ってくれたよ!あたしが独り占めして
ごめんね!皆の分も、奏汰をきちんと
みおくったから!」
青葉先輩と言いかけ、青葉さんを名前で
呼びなおした
たんたんと、話すから
いつ、な~んてねって戯けるかな
って期待したけど、やっぱり本当らしい
陽「青葉先輩……もう会えないのか?」
結「ごめんね…もう、会えないよ」
俺「結、1人で?」
結「うん……奏汰をあたしなりに…ね」
はあーっとため息漏らす
結「再生不良性貧血、奏汰も同じ病気だったの……あたしたち、自分の病気治す研究してたの……ふふふ
ずっと、一緒に戦ってきたのにね
何度も死にかけたあたしより
奏汰のが先に逝っちゃうなんて……
奏汰……家族いなくて
あたしと似てるの
彼女には、なれなかったけど
あたしなりに愛したつもり
ごめん、内緒にしてて
ずいぶん前から、白血病に移行してたの
Dr.Tやめようって説得してたのに
入院しないって通院で、頑張るって
奏汰…時間がないとか、もったいないって、口癖だったでしょう?
何もかも、計画して、準備してたよ
あたし、手順書についてくのがやっとで
凄いよね…… 奏汰」
結だって…すげぇよ
青葉さんの為に、そばにいたいって
だって…自分も同じ病気だから、青葉さん見て、自分と重ねたりしただろ?
両親、初彼、子供達、大切な人を亡くして
俺がほったらかしてた時間を結と戦ってくれた
結を支えてくれた青葉さんを失った
胸が苦しくって
結を抱きしめた
俺「よく頑張ったな……
もう、泣いていいぞ!」
結が泣く前に、俺が泣いてたけど
ダムが崩壊したってくらい
結は、たくさん泣いた
怖かったよな?
さみしいよな?
支えがなくなって、不安だよな?
俺「今度こそ、俺がそばにいるから
青葉さんとの約束、守るから……」
陽「浩一だけじゃねぇ!皆いるし!」
落ち着いてきてから
結「泣きすぎて、頭痛い……へへっ」
よく涙で枕を濡らすとか聞くけど
あれ、本当だな……
俺の服、濡れてるわ……
結の背中をトントンして
「目瞑れ、このまま寝ていいよ」
寝にくいか?
って心配したけど、あっさりスースー
言い出した
寝ていなかったんだって、わかった
俺に抱きついたまま、服をギュッと掴み
涙を流しながら寝てた
ちょっと抱えて姿勢をかえてやった
相変わらず……軽いな
陽「浩一、……よろしくな!」
陽太は、仕事へ
結が起きるまで、頭を撫でた