闘争少女【前編】完
「イスズ〜!」
『リノ…』
「めっちゃ久しぶりだね〜もう平気?」
『ぁ…うん、大丈夫』
「そっか〜それなら安心だね」
『あ、あのリノ…この前のこと…
その、えーと…いろいろと迷惑かけてごめん』
「そんなのなんてこないよ!
私達”トモダチ”でしょ?
トモダチがトモダチのこと心配するのは
当然のこと!だから……」
『?』
「もっと…私を頼ってほしいな……」
『ぁ……』
最後の言葉にリノの表情が曇った
私はそれを察知し息を詰まらせる
言わなきゃ
言わなきゃ
ちゃんと……
「…………………」
『リ、リノ…
あり、がと…いつも、心配…かけてごめん』
「?!」
『いつか…いつかちゃんと…
リノに、話したいこと、が…あるから…』
「!!!」
『ほ、ほんと…ごめん』
見せたことのない弱々しい声と
怖ばっている私をリノは驚いて見ている