闘争少女【前編】完
その男に迷惑だと声をかけようと近づく
周りの下校途中の生徒は
そんな私を見るなり
心配そうに見つめる人もいれば
偏見な目で見る人もいた
『おい…この学校になにか用か?』
私の声に気づき男は顔をあげる
「あ?なんやお前……」
『(!!…コイツ…日本人?)』
服装と髪型しか
見ていなかったとゆうのもあり
顔まではハッキリわからなかった
でも近づいてよく顔を見てみれば
鼻筋が綺麗に通ったハーフ顔がそこにはあった
数秒の沈黙…
すると突然その男が叫びだした
「あぁ〜〜〜!!!お前!お前や!」
『は?てか、うるさい!黙れ!!』
「いや〜、待ってて正解やったな〜
お前、名前イスズっちゅ〜やろ?(笑)」
『なんでそれを…』
「ほれ、これこれ」
するとそいつは胸ポケットから
何か取り出し私の方にそれを差し出した