闘争少女【前編】完
それから王神とは
ホッケーゲームでは王神の勝ち
クレーンゲームは何も取れず
音ゲーはイスズの勝ち
サバゲーはイスズの勝ち
太○の達人は王神の勝ち
レースゲームは引き分け
どれだけやれば気がすむのかと
振り回されながらもイスズは王神に付き合い
ゲームセンターを出る頃には
外はもう真っ暗だった
「いや〜やっぱ女子とゲームセンターも
新鮮でおもろかったわ〜(笑)
今日はありがとうな〜イスズ!!!」
『はぁ、はぁ…オオカミ…』
「オウカミ(王神)や!
さっきから何回言わすねん!
まぁ、イスズの生徒手帳拾った俺への
カシみたいなもんや
せやから今日はつきおうてもろたん」
『だったら、最初からそう言えば…』
「そんなことゆうたら
イスズ絶対行かへんおもったからやん!
無理やりにでも
こさそう思うて連れてきたんやで?
イスズも途中から楽しそうにしとったし
俺は嬉しかったで!(ニコ)」
『ぅ………//』
王神の喜びの言葉とともに
イスズ自身も久しぶりのゲームセンターに
途中からとても楽しかったのは不覚で
少し恥ずかしかった