闘争少女【前編】完




個別席とは隣の席から空間が開かれており
2つの机と椅子が向かい同士になっている



集団席から離れているのもあり
周りを気にすることなく本が読め勉強ができるとゆうわけだ



この個別席に座っている
私の向かいの席に座るオオカミ



『(よく入れたな…)』



オオカミの見た目は相当派手だ
一般も入れるからといって
こんな派手なやつを入れたがる
聖華じゃあるまいし
どうして入れたかとても気になる



「なぁ〜、それ何時に終わる?
今からメシでも食いに行かへん?」


『閉館まで…ごはん要らない』


「閉館?!そんな遅までおるんか?

てか、つれんな〜
そんなほっそい身体しよって
メシ食わんと大きくならへんで?」



と言い私の頭撫で
私は少し鬱陶しげに目を細める





「なぁ〜……」


『……………』


「なぁ〜てば」


『……………』


「イスズ、昨日ゲームセンター
近くのギャラリー中におったやろ……」


『!!!』




オオカミの言葉を無視し続け
ノートに目を移していると思わぬ言葉に
顔を上げオオカミと目が合う


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