闘争少女【前編】完
ドン!!!
学校の体育館裏…
わたしは仲間だったはずの女の1人に
突き飛ばされていた。
『(うっ…)』
「ほんと面白くなぁ〜い」
「毎日毎日、遊び相手になってあげてるのに〜(笑)」
「おまえまだわかんねーの?」
「あんたみたいなのが私らと一緒に見られるの嫌なの、わかる?」
「もうちょっと見た目気にしたら〜普通すぎて笑える(笑)今もほんと無様(笑)」
「あんたはさうちらのこと一緒にいて仲間だと思ってたかもしんないけど、こっちはさらさら思ってなかったし…早く気づけよって感じ〜(笑)」
「本気でおもってたとか笑えるんですけど〜(笑)ばっかじゃねーの(笑)」
次々に飛び交う言葉の中
その女は私の頭を蹴り言い放った
「「「「アハハハハハハハハ」」」」
この時、自分の感情が一気に込み上げてきて…
自分の居場所も
生きる意味も
毎日過ごしてきた日々も
全てがこんなことで無意味になるの?
私は信じてたのに…
人の本気(マヂ)を笑うなんて…
許せない…
その瞬間、体が勝手に動いて
「「「…………??!」」」
気づけば
突き飛ばした女を
私は殴っていた