闘争少女【前編】完
「ウルフは闘いになると野生的になる
20分間、止むことない苦痛を相手に与え
衰弱するのをじっくり堪能する……
そして相手が弱ったところに最後の一撃」
『20分間…』
「まぁアイツは賢いからね
戦闘能力のある者には
無理な攻撃は仕掛けないから
イスズには何もしないんじゃないかな?」
『どうしてわかる…』
「別の意味だけど
気にってるみたいだからだよ
ウルフがイスズのことを…
簡単に言えば好きなんじゃない?」
オオカミが私のことを気にってる?
好き?
私の事を?
イミガワカラナイ……
『言っている意味がわからなそんな理由で…』
「僕にそんなこと言われても困るな(苦笑)
あくまで推定だよ
実際に闘ってみないとわからないでしょ」
カメのゆう通りだ
いずれは闘う相手となる
闘わないことになることはない
「じゃ、もう切るね
情報提供してやったんだから
それなりの代償をもらうよ……(笑)」
プツ、プープープー___
一方的に電話が切られる__
カメからすれば
私から電話をしてきたことは
こらからまた誰かに情報を売る
いい機会なってしまったかもしれない
でも今はそんな事を考えてる暇はない
『ウルフ……』
イスズは前より大きな胸騒ぎするような
近い間に何かが起こるようなそんな気がした
この日はリノとの
テスト勉強を断り真っ直ぐ家に帰った