闘争少女【前編】完






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最初に言葉を発したのはシロからだった




「家教えろ……」


『………………』



いきなり過ぎて言葉がでない



「出てこれねーなら俺が行くだから家教えろ」


『な、なんでそーなるんだ』


「…イスズ、お前
こないだ”ウルフ”と駅前いたろ」


『!!!』



シロの口から”ウルフ”の名前が呼ばれる



『どうして知ってる』



「見かけたからだ
それとアイツは俺たちと同じ学年だ
名前くらい知っててたりめーだろうが……」




『そうだけど、その名前が
出てくるとゆうことは何か私に警告でも?』



「お前は呑気だな……
アイツの隣をのこのこ歩きやがって

次の相手は…”ウルフ”だ
アイツもテッペン取りに動きはじめた

だっ……」




『前に!!心あたりでもあるかと
聞いた…その時はっきりと答えなかったのは
ウルフのことを知っていたからか?!!』



「………何か起こるとは言ったが
決してそれがウルフだとは俺も知らなかった」



『………………っ』





ウルフの事を隠していたシロに少しだけ
怒りが込み上げてきて思わず反発してしまった

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