闘争少女【前編】完
「いつからお前が
ウルフと接触したか知らねーが
アイツは今、他の高校と対立してる……」
『ガキ高……』
「知ってんのか?」
『いや、そこまでは……』
「はぁ…わかった
今日はもうここまでだ、明日迎えいく
学校終わったらすぐ正門に来い…じゃあな」
『…わか、た』
少しシロを不機嫌にさせてしまったのと
ますますイスズの中で胸騒ぎが起こり心臓が早くなる
そして再びバスルームへと向かう
シャワーの蛇口をひねり
頭からお湯が降り注がれる……
長い漆黒のようは髪はみるみる濡れていき
足先まで雫が流れる
『はぁ……』
やっぱりこれは次の相手がウルフだと
シロは私に知らせる為に連絡をしてきた…
ウルフは私もオレスカのテッペンを
狙っているなんて知るよしもない……
アイツは私のただのお嬢様学校に通う
普通の女子高生としか思っちゃいないんだろう
もし、乱闘が起きたとき
アイツは私を見てどう思うのだろうか……
この日はあまり眠れず次の日を迎えた