闘争少女【前編】完



「いつからお前が
ウルフと接触したか知らねーが
アイツは今、他の高校と対立してる……」


『ガキ高……』


「知ってんのか?」


『いや、そこまでは……』


「はぁ…わかった
今日はもうここまでだ、明日迎えいく
学校終わったらすぐ正門に来い…じゃあな」


『…わか、た』




少しシロを不機嫌にさせてしまったのと
ますますイスズの中で胸騒ぎが起こり心臓が早くなる



そして再びバスルームへと向かう


シャワーの蛇口をひねり
頭からお湯が降り注がれる……


長い漆黒のようは髪はみるみる濡れていき
足先まで雫が流れる




『はぁ……』




やっぱりこれは次の相手がウルフだと
シロは私に知らせる為に連絡をしてきた…


ウルフは私もオレスカのテッペンを
狙っているなんて知るよしもない……


アイツは私のただのお嬢様学校に通う
普通の女子高生としか思っちゃいないんだろう




もし、乱闘が起きたとき
アイツは私を見てどう思うのだろうか……






この日はあまり眠れず次の日を迎えた
< 156 / 300 >

この作品をシェア

pagetop