闘争少女【前編】完



『カメの奴っんは…騙しやがったな…はぁ』



7:30〜9:30と電話でカメが通告していたが
おそらく7:00頃にはガキ高がオレスカに
攻めてきていたに違いないとイスズは思った




そしてイスズが一歩踏み出そうとした瞬間
最初の教室のドアから
勢いよく人が投げ飛ばされてきたのだ



確認するとオレスカ高の
ヤンキー生徒が足元で倒れていた


「うっ…………」


イスズは投げ飛ばされた方向に顔を向ける


するとそこにはこの前
ウルフと言い争っていた1人が立っていた



そいつは坊主で剃り込みが入っており
耳にはピアスが何十個も開けられていた
(通称:バリカン)




「あ?何見てんだよてめー…
つかオレスカって女いたの?
だいぶ落ちぶれてんなぁ〜(笑)」



と、バリカンは
イスズを上から見下ろすし睨みつける


そしてまたイスズは
下から見上げバリカンを睨みつける





『(睨)……
主犯はお前達か…
こんな汚い真似して何が楽しい……』



「は?睨んでんじゃね〜よ、この糞女が!
俺たちガキ高を舐めんじゃね〜!!!」




バリカンがイスズ目がけて拳を振った










ここからイスズの
期末テスト開始時間10:00までのタイムリミットがはじまった






ただいま時刻7:23…残り時間2時間45分
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