闘争少女【前編】完
一方《チーム西方アカツキ・バル》side__
「わりぃ〜遅れたっ!!!」
「おっせ〜ぞ!バル!何してやがった」
「遅延だよ、遅延……
ちょうど俺の乗る電車の一本前の電車が急停止してよ…それで10〜15分の遅延ってわけ」
「朝から災難だな(笑)」
「ほんとだりぃ〜よ……ぁ、なんだあれ」
バルが言葉を発した方向にアカツキは顔を向ける
そこにはガキ高の制服を着た数名が
オレスカ高へと続くビル街の路地裏に入って行く姿だった
「なんかあったのか……?」
「ちと、やべーにおいすんな…」
「おい、バル…」
「あぁ…ツキ…」
アカツキとバルはお互いの目を見つめ
その合図と共にオレスカ高へと走りだした