闘争少女【前編】完
教室から廊下へと再びウルフとイスズが現れる
ウルフは廊下側の壁へと背をつく
イスズはそんなウルフに拳を振り上げる
が、間一髪のところでウルフは避ける
避けた廊下の壁には
イスズの拳の跡で凹みができるほど
「マジか!?
イスズ前よりどんどん強くなってねーか?」
「なんか…殺気だってね?」
「…(なるほどな)………………」
そんなイスズのパワーに気づいた
アカツキとバルはすこし興奮気味だ
「ふっ…(汗)
やるやんけっ…相当喧嘩やり込んどったな」
『言っただろ…
私もろくな人生しか送っていない…
お前と一緒だ……っ!!!』
「ほー…なら尚更気が合うな俺ら(笑)」
『?、何が……っだ!!!』
「まんまの意味やっ!!!」
ガシッ!
ウルフが懇親の拳をイスズに振りかざした
でもそれを受け止められる
「!!!」
『そんなパンチ…私には当たらない(睨)』
イスズはウルフを見上げ睨みつける
そして……
バシッ!
ダンッ!
バーーーーーーーーーーンッ!