闘争少女【前編】完
すると前方から誰かが
やってくるのを感じたイスズは前を向く
そこにはゾロゾロと
10人以上のヤカラの足音が聞こえ
先頭にに1人の男の足元だけが少し見えた
『お前は……』
男は一歩前に出る
外灯の光にその男の姿をが明らかになる
「スネーク……」
隣に居るシロが男の名を呟いた
『え…( 知り合い? )』
スネークと呼ばれた男の姿を再確認にする
髪はオリーブ色の短髪
左目の下の額には傷のような痕があり
目はいかにも目つきの悪い
鋭い蛇(スネーク)のような目をしている
服装は軍服のような繋ぎを着ており
ポケットに手を突っ込んでこちらを睨み仁王立ちをしている
『お前、なんの用っ…!』
バッ__
イスズの言葉をシロは腕を
イスズの体の前に出しかばうようにさえぎった
『え………』
「お前は下がれ…」
『で、でも…』
「こいつはお前に用はない」
『!、じゃあ…っ…』
イスズは悟った
さっき見たあの睨みつける目は
”私達”に向けられた目ではなく”シロだけ”に
向けられた目だったとゆうことに