闘争少女【前編】完




そんなイスズはもう一度スネークを見た



するとスネークが口を開く


「こんな遅くまで
呑気に女と一緒とは…”天下”が呆れるな…」


いかにも男の声といった低い声



『( ……天下? )』

「………………」


隣に居るシロはまだ何も喋らない





「まだケリがついてねー…
俺と闘え!!!
”生徒会幹部の会長”カロ…っ?!

「しつけーな…
どこのどいつもお前も」」



スネークの話しにシロの声が割って入る


そんなシロの声も少し
さっきとは雰囲気がどこが違って感じた




『( なに、生徒会?会長?
なんの話ししてるのこの2人は… )』


イスズは2人の会話についていけない





だが、まだ2人の話しは終わっていない様子



「なんど闘っても結果は同じだ
あの時…お前は俺に負けた、それでい…」


「ざけんなっ!(怒)
お前みたいな野郎が天下なんざ認めねー!」


「ふっ(笑)
何?まだあの時こと根に持ってんのか?」


「認めねー…
俺はお前をぜってー認めねー!!!」


「だったらそれでいいだろ…
お前如きがこんなことしても
誰もお前なんかに着いてこねーよ」


「っく……!!!(怒)」



イスズは2人を交互に見ながら話を聞く


スネークはシロに恨み?があるようだ
それは今の話でなんとなくわかったこと…





”チーム西方の頭には向いてない”
”だから俺は認めない”
”勝負して負けたら頭を降りろ”


と、イスズは頭の中でそう解釈した

< 221 / 300 >

この作品をシェア

pagetop