闘争少女【前編】完
「いただきます…」
そう言いシロはスクランブルエッグを口に運ぶ
『( 味…大丈夫かな… )』
そんな様子をイスズは台所から見つめていた…
「美味い……」
『( ほっ… ) よかった〜』
「イスズ料理できんだ(笑)」
『多少は…
でも簡単にできるものしか作れないけど』
「へぇ〜、じゃまた今度食わせろよ」
『え……』
また突拍子もないことを言う……シロ
「ダメか?」
『ぁ…ゃ、た、たまにだったら…っ』
「んじゃよろしく(笑)」
『う、うん…わかった』
シロは嬉しそうに笑いまたご飯へと口を運ぶ
イスズは自分用に入れた紅茶を持ち
シロが居るテーブルへと足を進ませた…
『……昨日はゆっくり寝れた?』
「ん?、あ〜まぁなお陰様で
こんな時間まで寝させてもらったよ(笑)」
『ふふ(笑)
凄く気持ちよさそうに寝てたも…っ、ぁ』
「………( 笑った… )」
『……っ/////(ヤバイ…私なに言って…)』
イスズは途中まで自分が
何を言ってるのか気づき話を途中で止めた
そして不覚にも自然と笑顔が溢れ
シロに見られてしまった…
『………………///…』
イスズは恥ずかしさで
顔を下にしたまま上げようとしない
ポンポン_
ナデナデ__
頭に何か重みを感じる……
これが誰かなんてすぐにわかる…シロの手だ