闘争少女【前編】完
『…………………』
「…………………」
”昨日の○○見た〜?”
”見た見た〜!ちょーカッコよかったよね”
”生で会ってみたーい!”
”ほんとあんな人どこか居ないかな〜”
私の目の前には”イマドキの女子高生”
(買い出し班のメンバー)が
昨日見たドラマの俳優の話で盛り上がっている
私はそうゆうのには興味ないし観ないから
みんなが話してる会話を聞くことしかできない
そんな隣でもう一人
会話に入って居ない人物がいる……
そう、リノだ。
あの日からもう1カ月は経ってるのか…
学校も、クラスも同じだとゆうのに
今日この日に至るまで全く話をしていない
今も現に隣に居るのに会話すらない……
私は一人慣れしてるから
特に隣に誰かが居ないとゆう違和感はそこまでない
今まで隣に居たリノにはほんと失礼かもしれない……だけど、もう自分には誰かを大切に大事に想うことを捨てたんだ
「ねえ!」
すると前を歩いていた1人がこちらを振り返り話しかけてきた
「前、いつも2人で居たのに
最近2人が一緒にいるところ見かけないけど
何かあったの?」
「クラスのみんなも気になってたよね〜」
「うんうん…心配してた」
「大丈夫?」
みんな一斉にこちらを見て話しかけてきた