闘争少女【前編】完




「ちっ、んだてめぇ……(怒)」

「や、やめてください!!!」


男とイスズの払い除けた人物……それは


『リノ……』


リノはイスズを
庇うかのように前にでり男を見つめていた


「やめてって言ってるの!!!

イスズはあなたとなんかとは闘わない!
だからさっさと帰って!!!」



リノは男に向かって大きな声でそう言った



『……………!?』



イスズはもう呆気に取られ、言葉もでず
リノの背中をただ見つめることしかできなかった


「( ちっ……
めんどくせー女だな、出直すか )」


男も目の前に知らない女が
大声でそんなことをゆうもんだから
何かと面倒になってきていた



「ふっ…だったらお前がいねーときに
また顔出しに来てやるよ(笑)
覚えとけ、そこの見えねーチビ女!
俺の名前は……マルボロだ」




そう言い残し男はその場を去っていった



するとリノがイスズの方へと振り返る



「あとで話があるから屋上に着てくれる?」




それだけ言い残し
学校へと続く途中の道へと足を運びだした






あともう3〜4人の買い出し班の子達は
気づかないうちにその場には居なく
イスズだけがその場に取り残されていた……

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