闘争少女【前編】完
「おい、お前、名はなんてゆう…」
『……イスズ』
「イスズ…
お前のテッペン争い見届けてやる
だが。今のままのお前じゃ
テッペンに辿りつくまでにヤられちまう
もう一度俺が基本を教えてやるよ、だから…」
『要らない』
「…………………」
『私は自分の力でテッペンを目指す』
「……そうか、なら勝手にしろ」
シロガネはそう言い放つと
イスズに背を向けアカツキ達を連れ倉庫を後にした
『……………………』
「イ、イスズ…本当によかったの?
あいつ、シロガネ相当強いと思うよ…
これからのイスズの戦略になるんじゃない?」
『………私は…仲間とか誰かと一緒とか…
そんなのもういい…1人で…
1人でいる方がいいんだ
こんな私となんか…居ないほうがいい』
「イスズ……」
イスズは下を向き弱々しい声を出した
『…………クレープ』
「え?」
『クレープ…食べた、い……』
「クレープ??」
『うん』
「えーと…………!!!そ、そうだね!
気晴らしにクレープでも食べに行こう!!」
この日リノと食べに行く約束をしていた
クレープをカメと
食べに行って一日を終えたのであった