闘争少女【前編】完
キーンコーンカーンコーン
今日の1日の終わりのチャイムが鳴り響く
あの時に負った顔や体の怪我
次の日に学校にやってきた時リノには
「どうしたの!?」って
凄く驚かれ心配された、けど…
でも今では少しづつ怪我も回復してきている
「イ〜ス〜ズ〜♪♪一緒に帰ろ?」
『うん…』
「……ねぇ、イスズ
あの時の怪我…ほんとになんでもないの?」
『うん…』
「なんかあったら言ってね?
私これでも凄く心配してるんだからね!!」
『うん…ぁ…』
と話してる間にも
下駄箱へとやってきて玄関を出る
学校の門へと歩いていると
なにやらザワザワと周りの人の声が聞こえてきた
「なになに?誰か有名人でも来てるのかな?」
『(うるさい……)』
”ねぇ、あの人かっこいい〜!”
”どこの学校の人かな〜きゃ〜”
”彼女待ちなのかな?”
”え〜いいな〜羨ましい〜〜”
といった女子生徒の声が飛びかっていた
だがイスズはそんなことどうでもいいとでも
ゆうように素通りしていく……
門へと抜け、駅まで向かおうとしたとき_
「おい……」
『…………』
「………?」
声がする方に振りかえる……
そこに立っていた人物を見つめる