闘争少女【前編】完
『シロガネ…………』
「あの時ぶりだな…元気してたか?」
『……別に』
「ふっ(笑)
怪我はまだもう少しってとこだな…」
クシャクシャ…とシロガネが頭を撫でる
その手の感触に
何か見覚えを感じるもその感覚はすぐに消え
シロガネの手がイスズの頭離れる……
「えっ!ちょっとイスズ!?
だ、誰このイケメン……知り合い?」
『…違う』
「酷いな〜(笑)
あの時は熱く燃え上がった中じゃん?」
「ふえっ?!え……え?!
どどど…どうゆうことよ、イスズ〜〜
話しなさいよ〜〜」
『はぁ〜…変な誤解を招くのはやめろ』
「ごめんごめん…(笑)」
『で、わざわざここになんの用だ』
「ちょっと面貸せ……話がある」
『………………………』
そうゆうとシロガネは前へと歩きだした
イスズは横にいるリノを横目にまだ動かない
そんなイスズにリノは察したのか
「行かないの?」と問いかけた……
『ごめん……』
「……うん(苦笑)
いってらっしゃい!また明日ね!」
リノは少し寂しげな表情を浮かべたが
すぐに明るい表情に変えイスズに声をかけた