闘争少女【前編】完





「おい、いいのかシロ……
勝手に女を学校に入れて、つか教室にまで」


「俺の勝手な独断だ」


「えー!?」


「イスズ…
紹介する俺の仲間チーム西方の奴らだ
個性強い分いろいろ面倒なこともあるだろうが
仲良くしてやってくれ」


『チーム西方?』


「俺たちゲーマーなんだよ
いつもここでゲームしてて
そのゲーム好きからとった
ある名前をチーム名にしてるってわけ」


『ふーん…』


「そしてこのチーム西方を仕切ってるっつーか
こいつらが勝手に俺をたててるだけなんだけど……俺がシロガネだ」


「なんでこんな奴に紹介してんの?!」


「そうだよ!」





イスズに喋りかけるバルと
シロガネこの2人は気を許している様子


ここまででイスズは
まだ自分が何の用で連れてこられたのか
理解できていない





『で、わたしに何の用だ…
ここに連れてきたのには何か理由があるんだろ』


「あー…前にも言った通り
今のお前の実力じゃあ
ここの頂点にたどり着くまでやられちまう…


だから俺が一からお前に喧嘩を教えてやる

その代わり
戦うときはお前1人だ俺たちは手を貸さない」




『どうしてそこまで私に関わろうとする…』



「”気に入った”…ただそれだけだ

あともう一つゆうなら…イスズ
お前はこの学校の
テッペンになれる唯一の女かもしれない…

とでも言っておこうか?(笑)」



「「「『?!!』」」」





シロガネは面白そうにイスズに話す
イスズの他に4人も驚いている様子……




「なるほど…
まぁ、女にしちゃあれだけ
喧嘩できるってのはダテじゃなさそうだしな」


「素質はあるってことか」


「シロがそこまでゆうなんて期待もんだね」


「楽しみだな(笑)」


「で、イスズ……お前はどうしたい?」


『……………………』












イスズは呆然と立ち尽くしたまま
どう返事をしたらいいのかわからなかった
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