闘争少女【前編】完
そんなイスズの視線に
気づいたシロと目が合ってしまった
「………………」
『………………』
ジー……_
するとシロが視線を外し視線を本へと移した
『(……駄目元で話してみるか)』
イスズは立ち上がり、シロへと近づく……
そんなイスズの気配に
気づいたのかシロが顔をあげる
「どした?」
『……あの、ね』
「なに?」
『今度うちの学校で
球技大会があるんだけど……
それ、で……その…えーと』
「?」
『球技大会に、出てほしくって…』
「「「「「 は? 」」」」」
見事に今回は5人とも同じ声を揃えた(←奇跡
「イスズそれまじ?!」
「なんでまたシロに頼むの?」
「確かに…」
「イスズんとこ女子校だろ?なんで男なんか」
『はぁ〜、それには訳が…』
イスズは今年の球技大会の説明を5人に話した