闘争少女【前編】完



「イスズ、俺だよバル…」


「同じく、ウォーカーだ」


「やっほー、イスズ〜俺はシャノ」




メガネの赤髪の後ろに並んでいる3人を見る



3人の中では身長が低い黒髪の男
アシンメトリー調の髪の毛を左耳にかけ
左眼を黒い眼帯でとめている




3人の中では身長がずば抜けて高い男
モスグリーンの髪色をし普段は
ノーセットの髪をワックスで固められており
これまた絶対してこないネクタイをしていた




そして最後の男は赤髪と
変わらないくらいの身長をしている青髪の男
いつも着崩されたシャツとは思えないほど
キチンと着られた制服に
アーガイル柄のベストを着ていた




『…………………(固)』


「もしかしてこの人達が
特別枠に参加してくれるって話してた人達?」


「そそそー!こんにちわー♪」


「こ、こんにちわ〜(苦笑)」




いつも見てる”通常”の姿をしていない
こいつらを見て私は唖然とした……
全員ちゃんと制服を着ている……ありえない




しかもいつもよりテンションが高いのは
気のせいなのか?
リノが若干引いてるぞ、メガネの赤髪野郎



「ところで……あともう2人は?」


「あれ?……あ!いたいたおめー
小せぇからわかんなかったじゃねーか!ほい、コイツもな!」


「うっ……は、はじめまして」




と、メガネの赤髪
(←アカツキとも呼ばれない悲しさ)が
引っ張りだしてきた人物




『(久しぶりだな……見るの)』


「はじめまして、カメです」


「はじめまして!
今回は皆さんいろいろとご協力お願いしますね♪」


「つか、シロは?」


「あ?シロならトイレだってよ〜

あ、噂をすれば……
おーい!シロ!こっちこっち!」





バルが呼ぶ方向に皆、顔を向ける……


そこには……
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